福井県出身の元実業団選手、真柄碧さんはふくい桜マラソン前日に地元でイベントを開催しました。
私は2020年12月まで実業団選手として走っていました。当時は常に結果を出すことが全てだと思っていたのですが、その後いつも楽しそうに走る市民ランナーの方々との交流を通じて「走ることの楽しさ」を追求していくことも、ランニングの持つ魅力ではないかと実感しました。そういった背景もあり、自分がランニングの楽しさを共有し、広めていきたいという想いでイベントを開催するようになりました。
私のイベントは、ポイント練などを行う練習会と、初心者向けのファンランイベントをそれぞれ月に3回程度開催しています。ファンランの一つにパン屋さんを巡りながら走る「パンラン」があります。初心者の方からサブスリーランナーまで参加者の走力は様々です。ビューティーアドバイザーとして美容に関するアドバイスやマラソンの話題についてお喋りしながらゆっくり走るので、あっという間にパン屋についてしまいます!初心者の方で「今までで一番長い距離を走れた!」と満足される方も多いです。皆さん遠足気分でとても楽しんでくれています。
新たな試みとして先日私の地元でもある福井県で第一回「ふくい桜マラソン」が開催されたため、前日に大会参加者をメインにしたバスツアーを開催しました。マラソン大会の醍醐味は開催される地域の風景や食、おもてなしといった魅力に触れること。それなら私の大好きな地元福井を好きになってほしい!と思い、自ら観光バスを手配してバスツアーを企画しました。福井は車がないと観光しにくいため交通手段をサポートさせていただきました。
今回のテーマは恐竜大国福井!「福井県立恐竜博物館」と「道の駅恐竜渓谷かつやま」の2か所を巡り、道中私がバスガイドとしてご案内しました。大会前日だったので短い時間で恐竜博物館を見学しましたが、皆さんリアルな恐竜に驚いた様子でした。「この恐竜は脚が長いからケニア人みたい!」「骨格的に走ったら速そう~」などランナー目線すぎる会話が飛び交っていたのが面白かったです(笑)。
私が「ふくい桜マラソン」のコースを下見していたので、コースの特徴をお伝えしたり、明日はどんなペースで走るのか戦略はどうかなど参加者同士でも情報交換ができていた様子でした。1人でマラソン大会に参加する方も少なくないので、同じ大会に出る方とこういった機会を作る経験ができて良かったなと思いました。今回は参加者12名で小型バスでしたが、来年は大型バスを借りて実施したいと思います!
これからもいろいろな企画を通してたくさんの人と出会い、皆さんとランニングの楽しさを分かち合いたいなと思います!
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