今回執筆するのは、がんで死を覚悟したときに「スポーツまちづくり」をしたいと再確認し、地元熊本で地域を盛り上げるイベントを開催している境理さん(51歳)です。
熊本市西区を盛り上げるイベントを企画運営しているクローバーフィールズの境です。3年ほど前まで、一市民ランナーとしてマラソンを楽しみながらWEBコンテンツ事務所を運営していましたが、2021年にがんを患ったことを機にこれまで自身の人格形成において大きく影響を受けた「スポーツ」で「地域課題を解決」することで地域に恩返しをしたい気持ちから、メイン事業を「スポーツまちづくり」に業態転換しました。
それと合わせて熊本市西区を盛り上げる「西区一丸プロジェクト」を立ち上げ、第一弾をして同年11月に熊本港を舞台にした「熊本みなとマラソン」を開催、その第二弾として本妙寺を舞台にした「本妙寺仁王門健脚行」を開催しています。
「本妙寺仁王門健脚行」とは熊本市西区にある加藤清正公が祀られている肥後本妙寺を舞台に仁王門から清正公立像までの約900mを駆け抜けるレースです。そのコースには趣ある灯篭が印象的な胸突雁木という176段の石段、ゴール直前の300段の石段があるマニアックなもので、熊本県美里町にある日本一の石段で開催されていたRed Bull白龍走」を走った経験や、有名な西宮神社の福男選びを参考にさせていただきました。
この大会では熊本地震で被災者した参道の復旧のために参加料の一部を本妙寺へ寄付しています。また運営・ボランティアには地元の大学生、高校生の総勢60名ほどに協力していただき、参加した皆さんには西区一丸プロジェクト協力店で利用できる地域クーポン券を配布して地域にも貢献できるシステムになっています。
2回目となる今年は3月30日に開催。34名の方にご参加いただき、「なかなか走れないコースで楽しかった」「脚力強化に最適!」とコメントをいただきました。この大会を楽しんでいただくことはもちろんですが、参加した皆さんには大会を通して名産品やお店などを知っていただき、熊本市西区の魅力を感じていただくことで「西区一丸プロジェクト」の意味をなします。
これからも全力で【馬鹿げているけれども面白い】企画でスポーツまちづくりをして、地域に貢献できるよう努力したいと思います。
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