大学時代に神奈川大学で箱根駅伝を走った経歴を持つ中神恒也さん(29歳)。地元の熊本県で開催する「おっさんず選手権」とは?
私は教育関係の仕事をしながら、年に数回、トラック競技のイベントを開催しています。社会人として生活して年上の方と関わるようになる中で、自分が好きなことに没頭する時間を作ってない方や、そもそも趣味を持たない方が多いと感じていました。
そこで、「趣味を持つことの大切さを知ってもらいたい」と考えるようになり、「何か面白いイベントを作ろう」と考えるようになりました。手段は何でもよかったのですが、私自身幼い時から陸上競技を続けてきたことや、大人になってから走り始めたという方が周りに多くいたことをヒントに、陸上競技のイベントを開催しようと思いました。
私が開催しているのは「おっさんず選手権」です。会場は陸上競技場の400mトラックで種目はペースメーカー付きの3000mと1500m、参加費は1種目1000円です。6月16日に開催した第3回大会では、世界陸上女子マラソン出場経験のある前田彩里選手(ダイハツ陸上競技部)にゲストでお越しいただきました。終わった後は食事会を開き、参加者同士の交流の場を提供しています。
参加者の方は、公認トラックを走ったことがない方がほとんどで当イベントで、実際に走ってみて感動される方が多いです。ロードでのランニングも良いですが、トラックで走る感触や、独特の緊張感を味わえるところが良い、と感想をいただいてます。
イベント開催の目的は、趣味を共有する仲間を作るキッカケにしてもらうことです。そのためには、走るのが苦手な方にも「参加してよかった」「楽しかった」と思ってもらえるような工夫が必要だと考えました。走りのレベルが高い方々だけが集まってしまうと目的とズレてしまうため、「速い人だけが参加するイベントじゃないよ」という思いを込めて「おっさんず選手権」というポップなイメージの名前を付けました。
また、ペースメーカーを付けているのも、トラック経験がない方がレース終盤に一人寂しく走ることがないようにという目的もあります。そのほかにも、高橋酒造様にご協賛いただき、「球磨焼酎白岳しろ」「白岳KAORU」など、年配の方が大好きな賞品を用意したり、昭和の音楽をガンガン流したり、スタッフも一緒に走ったりと陸上競技というよりも「遊び」に近いイベントを目指しています。
イベントの雰囲気もいい意味で「ゆるい」感じで、スタッフも含め参加者の方々と和気あいあいとランニングを楽しんでいます。「おっさんず」ですが、もちろん女性も大歓迎です!会場施設との兼ね合いにはなりますが、もう少し頻度を上げて開催したいと思いますので、ぜひ遊びに来てください。
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